ハンネス・アルヒが3連勝!室屋選手は機体破損により、出場ならず
「Red Bull AIR RACE WORLD
CHAMPIONSHIP(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)」の第4戦の決勝が、6月6日(日)にカナダのウィンザーで行われ、ハンネス・アルヒ選手が、パース、リオ・デ・ジャネイロ大会に引き続き優勝し、見事3連勝を果たしました。総合ポイントで首位に立つポール・ボノムが僅差で2位に、カービー・チャンブリスが3位に入り今シーズン初の表彰台を獲得しています。
デトロイト河を挟んで位置するカナダのウィンザーとアメリカのデトロイト。今大会の予選、決勝にはウィンザー側にのべ11万人、デトロイト側にのべ16万人が来場しました。その大勢の観客の前で激しい戦いを繰り広げたのは、シーズン総合ポイントで熱い火花を散らすアルヒとボノムの両ライバル。トレーニング・フライトから予選、決勝ラウンドのスーパー8(8人で争われる準決勝戦)に至るまで、始終相手を圧倒し続けていたボノムでしたが、ファイナル4(4人で争われる決勝戦)で、アルヒがただ一人1分6秒を切る1分5秒96のタイムを叩き出し、2位のボノムに僅か0.63秒の差をつけ、土壇場での優勝を手にしました。
アルヒは、金曜日のトレーニング・フライトの最中、激しくパイロンに追突するというミスを犯しましたが、レース後「今回、私は他人のミスを誘うべく、できるだけ平静を装う事にした。それが功を奏し、この様に勝利を手にする事が出来て非常に嬉しく思う。優勝するためには強いチームが必要であり、私にはそれがある。今回、チームは辛抱強く問題解決に取り組んでくれた」とコメントしています。
室屋義秀選手はトレーニング中キャノピーにダメージを負い、翼の不具合で出場できなかった昨年同様、今年のウィンザー大会も欠場に終わってしまいました。破損したキャノピーは特注品の為修理が間に合わず、アルヒ選手が昨年使用していた機体を借りての出場を目指しました。しかし機体はオクラホマの工場にバラバラの状態で保管されており、2日間の徹夜作業でなんとかエンジンと機体を組み上げたものの、電気系統のトラブルにより、レース・エントリーのデッドライン(現地時間6月3日15時)までにエンジンを始動させることが出来ず、残念ながら出場辞退となりました。ウィンザー大会2週間前から行われていた機体改造により、機体の性能が劇的に向上しており、好成績が期待されていただけに、今回のキャノピー破損は、チームにとって非常に悔やまれる結果となってしまいました。
次戦のレッドブル・エアレースは、6月19日(土)、20日(日)にアメリカのニューヨークで開催されます。
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